秀建で暮らす人々story
家族にとって、心地よいということ

「家を建てるなら、やっぱり木の家がいいよねって、二人で話していたんです。
自然が豊かな鳥取で育ったので、木のある暮らしはやっぱり落ち着きますし、子どもにとってもいい環境だと思っています」
そう話すお二人。
南側のリビングの大きな窓からは、美しい山並みが広がっています。
「ここから見える景色が好きなんです」と笑顔で話してくれた奥様。
特に冬、一面が白く染まる雪景色は幻想的。
のどかな風景と、ゆったり流れる時間。三歳になる娘さんと穏やかな日常を楽しんでいます。

自分たちがそうだったように、子どもにも、何も気にせずのびのびと育ってほしい。
そんな親心が、家づくりを考えるきっかけでした。
「友人のお父さんが秀建さんで家を建てていて、以前から知っていました。
木の雰囲気がいい家だなという印象があって、こうしてご縁もあってお願いすることにしました」
打ち合わせでは、お二人が思い描く暮らしをひとつずつ言葉にしながら、時間をかけてかたちにしていきました。

一番大切にしたのは、心地よさ。
「この杉の床が本当にいいんです。香りもいいし、足の裏で感じる感触も気持ちよくて。
アパートの頃は、夏は湿気が気になって、冬は床が冷たくてスリッパが欠かせなかったんですが、この家では基本裸足で過ごしています」
夏はさらりと、冬はやわらかく。
天然素材の床がつくる快適さは、子供の五感にもやさしく寄り添います。
床に座ってカードゲームをしたり、寝転がったり。なにげない時間が、より愛おしく感じられるそうです。

「物が多くなりがちなので、生活感が出過ぎないようにしたいのと、落ち着いて料理ができる空間にしたかったんです。
今では、楽しみながら料理を作ることができています」
ご希望に合わせて、自社で大容量の収納棚を造作。
キッチン奥には、冷蔵庫や電子レンジなどの家電も収まる収納室を設けました。
入口の上部をアーチ状にすることで、奥まで見えにくくなり、空間にやさしい表情を添えています。
リビングにいる家族の様子も自然と目に入る、奥様のお気に入りの場所です。

「ずっと憧れていたんです」と話すご主人。
薪をくべて火を起こす時間も、炎を眺めながらコーヒーを飲むひとときも、日常の楽しみになっています。
「平日は仕事で帰りが遅く、夕飯を食べて娘をお風呂に入れて、そのまま一緒に寝落ちすることが多くて(笑)。
でも、休日に薪ストーブをつけて、ゆっくり過ごせる時間が、自分にとってすごく大切なんです」

学生時代にマーチングバンドをしていた奥様にとって、音楽のある暮らしも欠かせません。
アパートでは置けなかったピアノを実家から運び、今ではトランペットも吹くことも。
「高校のOBで、今もイベントに出て演奏しているんです。吹き抜けのリビングは音の響きが良くて、演奏することがさらに楽しくなりました」
音が暮らしに溶け込み、家の中に豊かな時間が流れています。
